農業研修報告

WBCで盛り上がっている日本だが、無事農業研修も終了した。
何事も経験してみなければ分からない、とはいえ、自然に憧れ
るのは良いが、都会の子は矢張り軟弱。田舎暮らしは
1に体力、2に体力。とにかく体力。


ここ数日全国的に気温が上がり、5月の上旬から下旬の
陽気となった。私がお邪魔した農家は15代(?)も続いた
農家で、この時期床作りと苗植えの作業を行っていた。
この時期、スイカ、メロンの苗植えのため家族全員と親戚
や知人のお手伝いの人たちと共にこれらの作業を行うのだ
が、農作業は機械で行うことが出来ないため、殆どが細か
い手作業となる。

スイカやメロンは全てハウスで育て上げるため沢山の
ハウスが建ち並び、一つのハウスの広さは360坪(たぶん)
位である。一つの実が出来るまでには沢山の工程があり、
その殆どが細かい作業のため、成程、農業をする人が
なかなか育たないのも頷ける。

土作りもその農家ごとに特殊な配分があり、土作りを行っ
ている一方でメロンを夕顔(干瓢)の土台につぎ木する
作業や少し育った新芽を取る作業に追われる。

ハウス内の土地を耕し、肥料を撒き、上層の土を平らにし
、除草剤を放水し、水路のチューブを左右に這わせると、
上からビニールで覆う。土の温度が15度になると今度は
ビニールの上から強度のプラスティックのような棒で
アーチを作るために等間隔にその棒を刺し込んでいく。

等間隔にするためにビニールの上から紐を這わせ、その
線上に沿ってアーチの棒を立てていく。
その後出来たアーチの上から再びビニールを被せ、床の
温度を確保する。

いよいよ苗を植える段階になり別のハウスで育てたメロン
やスイカの苗をハウス畑に運び込み、360坪くらいの広さ
のハウス床に植えていく。

ビニールで覆われた床に釜で穴を開け、そこに根腐れ防止
の顆粒を撒き、さらに直径20㎝位の穴をひとつひとつ
開けていく。そしてやっとスイカやメロンの苗を植えてい
く。

ある種類の物は苗を植える時にネギと共生させるため、
ネギも一本一本苗と共に植えこんでいく。

私は3日目で足が痛くなり、自宅に帰って自分の足を
見てみたら、豆が2つ出来ていた。自分ではそれ程
歩いたという感覚は無いのに、それを見て、さらに
疲労感がアップ。

また、日中のハウス内は温度がかなり高くなるので、温度
調節ができず、ハウス内の作業途中で脱出したくなり、
外に出た時には汗がびっしょり、ということが毎回。38度
近くなると水分を十分に取らないと、熱射病になってしま
う危険性もあるので、本当に身体の慣れていない人間に
とっては地獄のような苦しみであった。

しかし、農家の人は「まだまだこんなもんでない」と言う
。「こんなにして、育てても自然には勝てない。風が強い
時には夜中でも起きて、作物を守りに行かなければなら
ない。それでも最後には自分の身を守ることが大事だから
育てあげた作物も諦める時がある」と言う。

いやいや、一代目から始めようとする人にとって農作業は
並みたいていの事ではない。まして生業にしよとしたら、
かなり厳しい。花粉にも黄砂にも、牛糞にも、寒暖の差に
も負けない丈夫な体が必要となる。

しかし、苦しいことばかりではない。「こんな徒労のような
ことをして、一体何になるの?身体が苦しいし、足も痛いし
、、、」と悲鳴を上げそうになった時、何処からか救いが感
じられる。

だから農家の人が大変だ、大変だと言いながらも続けてい
られるのはそうした神様の加護を何処かで感じているから
なのではないのかな、とそう思った。


自然の大地の神様。。。。


神様に触れることのできる農業研修であった。


家庭菜園に精を出そう。 

人それぞれの能力に合った仕事に就けることが一番の
幸せなのだろうから、雇用調整はやはり必要だろう。


ハウス畑の朝
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ハウス内(メロン)
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「花粉症の人は軟弱な証拠」なのだそうだ。地元の人は花粉も黄砂も
ちょとした農薬も全く平気
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気温が高かったため山桜が満開
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