日本企業が出来る円高対策

米国住宅復興の速度が予想外に遅く保護主義が過度になり
すぎているのか、それともジャパンバッシングなのか、
市場介入の効果は期待できないというのがおおかたの見解。


円相場は24日に一時1ドル83円台に突入した後も、84円台
と多くの企業が想定する87円~90円程度を超える円高水準
を推移している。企業は想定為替レートを設定し、企業の
業績見通しを決めている。2011年3月期は1ドル87円~90
円と円安に設定している企業が多い。

対ドルで1円円高になると年間の利益がいくら減るかはを
示す「為替感応度」は、ドル建て取引の多い自動車メーカ
ー等、円高による業績修正を行わなければならないため
影響が大きい。

これまでの輸出立国である日本をなんとか変えて行かなけれ
ばならないのだろうが、各企業の知恵が放出する。

【企業の主な円高対策】
1、生産調達の見直し
◉本田ーーー 四輪車・二輪車ともに海外から部品輸入を拡大
◉トヨターー 米工場から日本にエンジンを輸入
◉NEC ーー IT関連の周辺機器やソフトの現地調達を強化
◉日本電波工業ーー 海外生産比率を今期、3割から4割に
引き上げ

2、財務戦略
◉三菱重工ーー 造船などの受注時に円建てでの契約を増やす
◉TDKーー 香港子会社からドル建て資金を借入れ、本体が
持つドル建て債券と相殺
◉丸紅ーー 外貨建て借入を増やし、円高の影響を緩和

3、追加のコスト低減・値上げなど
◉商船三井ーー コンテナ船の速度を落し燃料費を抑制
◉日本精工ーー 労務費の低減などで今期のコスト圧縮額を
上積み
◉サンデンーー 販管費を中心にコスト絞り込みを検討
◉ソニー パソコン夏モデルの一部を主に欧米で値上げ
◉エプソンーー インクジェットプリンターの海外値上げ検討

【主要企業の今期のドルに対する想定為替レートと影響額】

○トヨタ(為替想定レート1ドル=円)90(1円円高による影響利益減少額(億)300
○ホンダ(為替想定レート1ドル=円)87(1円円高による影響利益減少額(億)170
○日産自(為替想定レート1ドル=円)90(1円円高による影響利益減少額(億)150
○三菱重(為替想定レート1ドル=円)90(1円円高による影響利益減少額(億) 31
○ソニー(為替想定レート1ドル=円)90(1円円高による影響利益減少額(億) 20
(参考資料:日本経済新聞2010/8/26)

他社も勿論だが、ホンダは一時インサイトで頑張りをみせたが、
このところ株価も下落ぎみ、影響が大きかったのだろう。しかし
今日(8/28)あたりなんとか上向きを見せている。

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