無縁社会

1月末に放送されたNHKスペシャル「無縁社会」では
血縁、地縁、社縁が断絶され、究極の孤独に追いや
られる人々がいることを伝え、大きな反響を呼んで
いる。

その昔、大学や高校で学生運動が盛んに行われ、その世代
の若者は大人や社会への不満、造反を繰り返していた。
その後の世代は、活動も内向し、一見大人しい「良い子」
になったが内部に潜むエネルギーは時々切れて、爆発する
ようになった。

さらに、携帯やPCが発達し、人とのコミュニケーションは
ネットや携帯を通して行われ、直接話す機会が少なくなっ
ていった。

友達の作り方が分からず、SNSや出会い系で仮想の友達と
コミュニティを作り、そうした人脈がもっぱらの習慣と
なってしまった。

今、世の中は不況で、働いてもワーキングプアに悩まされ
男子は結婚する程の余裕もない。専業主婦を望む最近の
女子との縁は増々減っていく。将来結婚する希望も薄く、
草食系男子は増えるばかりである。

野村総合研究所、20代男性のアンケートによると

ーパラサイトシングルは約8割。家に一銭も生活費を入れ
ない、という男性も少なくない。この世代は一人っ子が多
く、自分の個室を持っており、炊事も洗濯も掃除も親がや
ってくれるし、居心地がいい。「悩み事は母親に相談する」
と回答。「子作り以外に結婚の意義を感じない」という人
が増えているー

休日も仕事ばかりで、人脈や友達の作り方や女子とのコミ
ュニケーションする方法も知らないまま、次第に無縁化が
広がっていったわけである。

生涯女性と付き合わず、結婚もせずにいれば、将来は
間違いなく孤独死が待っている。

千葉県常盤台団地ではNPO法人「孤独死ゼロ研究会」を
立ち上げたが、そこにはこんな出来事が何度かあったか
らだった。
2000年には69歳の一人暮らしの男性が死後3年が経過
した白骨死体の状態で発見された。

その後も同じ一人暮らしの50歳の男性が、電源が入れら
れたコタツに入ったままの状態で発見されたという。

こうしたことから常盤台団地の「孤独死ゼロ作戦」が始
まったが、地縁が失われた結果なのだろう。

「昔なら独身や無職の若者がいれば、親戚や地域が世話
をしたんでしょうが、今は誰もが自分のことで精一杯。
無縁社会とはつまり、利己主義社会のこと」だという。

「このままいけば大量の高齢独身者が孤独死することに
なる」(富山国際大学の専任講師、樋口康彦)と警告
を発する人もいる。


おひとりさまの行く末は過酷である。



★就業が不安定なほど結婚意欲が低い★

「結婚することに利点がある」と考える未婚者割合

男72%   正規雇用      女78.2%
男65%   自営業など
男62.1%  派遣・嘱託     女79.4%
男54.5%  パート・アルバイト 女70.3%
男53.2%  無職・家事     女63.5%

(出所:国立社会保障・人口問題研究所)
参考資料:週刊ダイアモンド2010/4

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