ビジネス科学

インターネットの普及に貢献した主な技術を
考えてみるとTCP/IPプロトコルの採用、PCの
高性能化、GUIの提供によるアプリケーションの
オープン化、WEBシステムの技術などが
挙げられる。

ある新技術が社会、政治、経済システム全体に
影響を与える数値をクリティカル・マスというが、
そのクリティカル・マスを超えるのにかかった
時間はラジオが38年、TVが13年、PCが16年、
インターネットはわずか4年、1993年のこと
だというから、如何に早く普及していったかを
窺い知ることができる。

今日多くの面でインターネットが必要不可欠な
存在になっているが
反面、その限界点を指摘する人もいる。
戦略論の大家、ポーター(Michael E. Porter)
教授は、「インターネットは産業構造に大きな
変化を与えたが、戦略の本質はこれからも
変わらない」と主張しその限界を以下のように
述べている。
①顧客が製品を物理的に確かめるために、
触ったり使用したり、あるいは使用法や
修理法を手取り足取り直接教えてもらうことは
できない。
②伝達できるのは形式知に限られていて、
ベテランスタッフとのやりとりから得られる
発展性や判断力が犠牲にされる。
③対面接触がないので、サプライヤーや顧客に
ついて学習する能力が限られる。
④出荷が小口になり、組み立て、梱包、
配送にかかる物流費が増大する。
⑤入手可能な情報や購入先の選択肢が膨大
になり、新規顧客の獲得が困難になる。
 
しかしこれらいくつかの問題は解決され、
実際にマーケティング部門としての進歩は
遂げられているのではないだろうか。
さすがに、手に取って商品を触ってみるという
事は出来ないが、しかし、近い将来、
仮想空間の中で現実に存在しない物体に触れた
ような感触をインターネット上でも経験することが
できるようになるのかも知れない。

実際、医療の世界では、研修生の手術練習に
そうした仮想映像と感触が一体化したシミュレ
ーション手術が生み出されている。
環境破壊の末に人々が地下に生息するような
時代が来て、作られた窓の向こうにビルや
東京タワーがかつて存在していた芝増上寺の
近くにぼんやりと見えるなんてことが起こる
のかもしれない。

ビジネスの世界では、イノベーション、
グローバル化と共にIT情報システム導入が
可能となっている。
CNが整備される会社では
MIS(ManagementInformationSystem
経営情報システム)
Dss(DecisionSupportSystem
意思決定支援システム)
KMS(KnowledgeManagementSystem
ナレッジマネージメントシステム)
HRM(HumanResauseManagement
人事管理システム)
またはPOSシステムやデータマイニングツール
SFA、CRMなど販売・マーケティング
などに利用され新たな価値創出の実現を
図っている。
特にKMSにおける個人の手法、知識(暗黙知)を
形式知に変換、集積、蓄積させ共同に活用する
SECIモデルによる経営資源としての活用などが
行われており、もはや多くの労働力は必要なく
今までのような固定の市場は存在せず、
見えない大陸を構成する(大前研一)
といった提言も成るほどと頷ける。

しかし、一方これらの企業の発展はこれまでの
ロジスティックスや流通、対面による活動から
培われたものであるため、インターネットは
それらの商品の差別化や自社の個別化を促進は
するが、それにとって変わるものではない、
とする見方もある。

実在の中で暮らし、実在の匂いや感触の世界で
息を吸って生きてきた消費者にとっては、一体
何が良いものなのかも含め、サイバー上における
弊害についても真剣に考えていかなければならない
時代に来ていることは間違いない。

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